資格試験の勉強を始めても、なかなか続かない。最初の数日はやる気があるのに、気づいたら参考書を開かなくなっている。
そんな経験があると、「自分は三日坊主だから、資格試験には向いていないのでは」と思ってしまうかもしれません。でも、三日坊主になりやすい人でも、勉強法を変えれば合格を目指すことはできます。大切なのは、毎日長時間勉強することではありません。短くてもいいので、何度も勉強に戻れる形を作ることです。
この記事では、三日坊主でも資格試験の合格を目指すための勉強法を紹介します。
三日坊主を活かせ、合格を目指せる理由
資格試験の勉強というと、毎日何時間も机に向かうイメージがあるかもしれません。
もちろん、難しい試験ほど勉強時間は必要です。しかし、最初から長時間の勉強を目指すと、続かない人も多くなります。三日坊主になりやすい人に必要なのは、長時間勉強する根性ではありません。短時間でも再開できる仕組みです。
たとえば、1日5分でも、過去問1問でも、暗記カード3枚でも、勉強に触れることが大切です。勉強は、ゼロの日が続くと戻りにくくなります。逆に、少しでも触れていれば、完全に離れずにすみます。
三日坊主の人でも、「長く続ける」ではなく「何度でも戻る」と考えれば、合格への道を作ることができます。三日坊主だから勉強できないではなくて、「飽きやすい、勉強したくない」けど合格したい勉強したいなら、その三日坊主な性格を活かす勉強法を探して実行すればよいのです。
最初から完璧な勉強計画を立てない
三日坊主になりやすい人ほど、最初に立派な計画を作りがちです。
- 毎日2時間勉強する。
- 参考書を1か月で1周する。
- 休日はまとめて5時間勉強する。
- 過去問を毎日10問解く。
このような計画は理想的ですが、忙しい生活の中では崩れやすいです。一度計画が崩れると、「もう予定通りに進んでいない」と感じて、勉強そのものが嫌になってしまうことがあります。
最初は、もっと小さな計画で大丈夫です。
- 1日5分だけ勉強する。
- テキストを1ページだけ読む。
- 過去問を1問だけ解く。
- 用語を3つだけ覚える。
このくらいの小さな計画なら、疲れている日でも取り組みやすくなります。勉強を始めるハードルを下げることが、三日坊主対策の第一歩です。
参考書を最初から全部読もうとしない
資格勉強で挫折しやすい原因のひとつが、参考書を最初から順番に読み込もうとすることです。
もちろん、基礎を理解することは大切です。しかし、最初から全部を完璧に理解しようとすると、途中で疲れてしまいます。特に、分厚い参考書を前にすると、それだけで気持ちが重くなります。
三日坊主になりやすい人は、参考書を読むだけでなく、早めに過去問に触れるのがおすすめです。過去問を見ると、試験でどのような形で出題されるのかが分かります。よく出る分野も見えてきます。参考書を読む目的もはっきりします。
「全部をきれいに読む」よりも、「試験に出るところを優先して理解する」という考え方に変えると、勉強が進めやすくなります。
過去問1問から始める
勉強が続かない人におすすめなのが、過去問1問だけ解く方法です。1問だけなら、長い時間はかかりません。机に向かう気力がない日でも、取りかかりやすくなります。過去問を解くときは、正解できるかどうかだけを気にしすぎないことも大切です。間違えた問題は、自分の弱点を教えてくれる材料です。
- 分からなかった用語を確認する。
- 解説を読む。
- 参考書の該当ページを見る。
これだけでも立派な勉強です。過去問1問から始めると、勉強の入口が小さくなります。「今日は1問だけ」と決めておけば、始めるまでの負担が軽くなります。そして実際には、1問解いたあとにもう1問やってみようと思える日もあります。
最初の1問を始めることが、継続のきっかけになります。
勉強時間より勉強回数を増やす
三日坊主になりやすい人は、1回の勉強時間を長くしようとしないほうがよいです。1回2時間の勉強を週1回するよりも、1回10分の勉強を何度も行うほうが続けやすい場合があります。
たとえば、次のような形です。
- 朝に用語を3つ確認する。
- 昼休みに過去問を1問解く。
- 夕方に解説を読む。
- 寝る前に今日の内容を見直す。
このように、短い勉強を分けて行うと、生活の中に組み込みやすくなります。まとまった時間が取れない人でも、細切れ時間なら見つけやすいです。資格勉強は、長時間机に座ることだけが勉強ではありません。
短い時間でも、繰り返し触れることで記憶に残りやすくなります。
暗記は細切れ時間に回す
暗記系の勉強は、まとまった時間よりも細切れ時間と相性がよいです。
- 通勤前の数分。
- 昼休みの数分。
- 家事の合間。
- 寝る前の少しの時間。
こうした時間に、用語やポイントを確認するだけでも効果があります。
特に資格試験では、重要用語、数字、制度、公式、手順など、覚えることが多くあります。これらをすべて机の上で覚えようとすると大変です。
暗記カードやスマホのメモ、ノートのまとめページを使って、短時間で見直せる形にしておくと便利です。暗記は、一度で覚えるものではありません。何度も見て、少しずつ定着させるものです。三日坊主になりやすい人ほど、「長く覚える」より「何度も見る」ことを意識すると続けやすくなります。
勉強できない日用の最低ラインを決めておく
勉強を続けるうえで大切なのは、調子が悪い日を想定しておくことです。
毎日元気に勉強できるとは限りません。
疲れている日もあります。気分が乗らない日もあります。予定外の用事が入る日もあります。そんな日に、いつも通りの勉強をしようとすると、かなり負担になります。そこで、勉強できない日用の最低ラインを決めておきます。
たとえば、次のような内容です。
- 参考書を開くだけ。
- 過去問を1問だけ見る。
- 暗記カードを3枚だけ確認する。
- 昨日のノートを1分だけ眺める。
- 動画講義を5分だけ見る。
これくらいなら、忙しい日でもできる可能性があります。最低ラインを決めておくと、「今日は全部できなかった」ではなく、「最低限はできた」と思えます。
この感覚が、勉強を続ける支えになります。
休んでも戻れるルールを作る
三日坊主の人が一番気をつけたいのは、勉強が途切れたあとです。1日休むこと自体は、大きな問題ではありません。問題は、そのまま何日も戻れなくなることです。そこで、休んだあとの再開ルールを作っておきます。
- 1日休んだら、翌日は復習だけする。
- 2日空いたら、過去問1問から再開する。
- 3日空いたら、前回の内容を読むだけにする。
- 1週間空いたら、計画を半分に減らして再開する。
このように、戻り方を決めておくと、勉強を再開しやすくなります。
資格試験の勉強では、毎日完璧に続けることよりも、途切れても戻れることのほうが大切です。
「休んだから失敗」ではありません。「休んでも戻れば続いている」と考えると、気持ちが楽になります。つまり、勉強しない日が続いたからやーめた。ではなくて勉強しない日が合ったとしてもその続きから始める。または、勉強しない日前の勉強をもう一度復讐してから新しい内容に進めばよいのです。何度も同じことが繰り返されても、勉強をするという意思さえあれば「三日坊主だから駄目」ということはありません。まずは諦めない。勉強を続けるという意思を持つことです。継続は力なりです。
復習日を作って知識を固める
勉強を続けていると、新しい内容をどんどん進めたくなることがあります。
しかし、資格試験では復習も大切です。一度読んだだけ、一度解いただけでは、なかなか記憶に残りません。特に三日坊主になりやすい人は、進めることばかり意識すると疲れてしまいます。
そこで、週に1回は復習日を作るのがおすすめです。復習日は、新しい内容に進まなくても大丈夫です。
- 過去に間違えた問題を見直す。
- 重要用語を確認する。
- ノートのメモを読む。
- 参考書の印をつけた部分だけ読む。
このような復習だけでも、知識は少しずつ固まります。復習日を作ると、「進んでいない」と感じる日でも、実は合格に近づいていることが分かります。
ノート作りに時間をかけすぎない
資格勉強では、ノートをきれいに作ろうとして時間を使いすぎることがあります。もちろん、ノート作りが悪いわけではありません。しかし、ノートを作ることが目的になってしまうと、肝心の問題演習や復習の時間が減ってしまいます。
三日坊主になりやすい人は、ノートを作り込むよりも、試験に出やすいポイントを短く残すくらいで十分です。
- 間違えた問題の理由を書く。
- 覚えにくい用語だけメモする。
- 重要な数字だけまとめる。
- よく出るパターンだけ書く。
このくらいで大丈夫です。ノートはきれいに見せるためではなく、あとで見返して点数につなげるためのものです。
勉強を続けるには、作業を増やしすぎないことも大切です。
合格に必要なところから優先する
資格試験の勉強では、すべてを同じ重さで勉強しようとすると大変です。
- よく出る分野。
- 配点が高い分野。
- 苦手だけど毎年出る分野。
- 覚えれば点数につながりやすい分野。
こうしたところから優先すると、効率よく勉強できます。
三日坊主になりやすい人ほど、「全部やらなければ」と考えすぎないほうがよいです。まずは、合格に近づきやすいところから勉強する。苦手すぎる分野は、最初から完璧にしようとしない。出題頻度の高いところを何度も復習する。
このように優先順位をつけると、勉強の負担が軽くなります。合格を目指す勉強では、完璧主義よりも、点数につながる行動を積み重ねることが大切です。
三日坊主の人に向いている勉強スタイル
三日坊主になりやすい人には、短く区切れる勉強スタイルが向いています。
たとえば、
- 1単元が短い教材。
- 1問ずつ取り組める過去問集。
- 短時間で見られる動画講義。
- 持ち運びしやすい暗記カード。
- 見開きで要点が分かる参考書。
こうした教材や道具を使うと、勉強を再開しやすくなります。
逆に、分厚い参考書を最初から全部読み込む方法や、長時間の講義を一気に見る方法は、続かない人には負担が大きくなる場合があります。自分に合った勉強法を選ぶことも、合格を目指すうえで大切です。
「正しい勉強法」よりも、「自分が続けやすい勉強法」を選ぶほうが現実的です。
まとめ|三日坊主でも、戻れる勉強法なら合格を目指せる
三日坊主だからといって、資格試験の合格をあきらめる必要はありません。
勉強が続かない人に必要なのは、根性だけではありません。
- 小さく始めること。
- 過去問1問から取り組むこと。
- 細切れ時間を使うこと。
- 勉強できない日の最低ラインを決めること。
- 休んでも戻れるルールを作ること。
- 復習で知識を固めること。
これらを意識すれば、勉強は少しずつ続けやすくなります。大切なのは、毎日完璧に勉強することではありません。途切れても、また戻ることです。
三日坊主の人でも、短く続ける仕組みを作れば、合格を目指すことはできます。今日できることは、小さくて大丈夫です。
参考書を開くだけでも、過去問を1問見るだけでも、勉強は前に進んでいます。