スキップしてメイン コンテンツに移動

(A5)資格勉強で覚えられない人へ【2】|資格勉強に使える記憶術覚えられない人

資格勉強は「覚える」より「思い出せる形にする」ことが大切

資格勉強をしていると、「参考書を読んだのに思い出せない」「昨日覚えた用語を忘れている」「問題文を見た瞬間に頭が真っ白になる」ということがあります。特に大人になってからの勉強では、仕事や家事で疲れていたり、まとまった時間が取れなかったりするため、学生時代のように暗記できないと感じる人も多いと思います。しかし、覚えられない原因は、記憶力だけではありません。多くの場合、知識を頭の中に入れるだけで、必要なときに取り出す工夫が足りていないのです。資格試験では、参考書の文章をそのまま覚えるより、問題を見たときに「これはあの用語だ」「この制度はあの分野だ」と思い出せることが大切です。この記事では、資格勉強で使いやすい記憶術を、できるだけ実用的に紹介します。

暗記と記憶術は少し違う

暗記というと、何度も読む、何度も書く、赤シートで隠す、単語カードを見る、といった方法を思い浮かべる人が多いと思います。もちろん、これらも大切です。ただし、単純に繰り返すだけでは、覚える量が多くなるほどつらくなります。一方、記憶術は、覚えたい内容を思い出しやすい形に変える方法です。たとえば、難しい用語をイメージに変える、順番を場所に置く、似た用語を比較する、頭文字でまとめる、物語にしてつなげる、といった工夫です。資格勉強では、丸暗記だけに頼るより、暗記と記憶術を組み合わせる方が続けやすくなります。記憶術は特別な才能ではなく、「思い出すための補助道具」と考えると使いやすいです。

まずは試験範囲を「地図」として覚える

資格勉強でいきなり細かい用語を覚えようとすると、頭の中が混乱します。たとえば、FPなら年金、保険、税金、不動産、相続などが出てきます。ITパスポートなら、経営、マネジメント、ネットワーク、セキュリティ、データベースなどが出てきます。簿記なら、仕訳、勘定科目、試算表、決算、財務諸表などが出てきます。最初に必要なのは、細かい暗記ではなく「この資格には、どんな分野があるのか」という地図です。試験範囲を大きな箱に分けておくと、新しい用語が出てきたときに「これは税金の話だ」「これはセキュリティの話だ」と整理しやすくなります。覚えられない人ほど、最初に全体像を作ることが大切です。

記憶の部屋で試験範囲を整理する

記憶の部屋とは、自分がよく知っている場所に、覚えたい内容を置いていく記憶術です。自宅、通勤路、昔の学校、よく行く店など、頭の中で思い浮かべやすい場所を使います。たとえば自宅を使うなら、玄関、廊下、洗面所、キッチン、リビング、寝室という順番を決めます。そこに試験範囲を置いていきます。FPなら、玄関にライフプラン表、廊下に保険証券、洗面所に投資信託の箱、キッチンに税金のレシート、リビングに不動産の模型、寝室に遺言書を置くようにイメージします。これだけで、FPの大きな分野を順番に思い出しやすくなります。ITパスポートなら、玄関に会社の経営戦略、廊下にプロジェクト管理表、洗面所にネットワークの配線、キッチンにデータベースの引き出し、リビングにセキュリティの門番を置くようにします。細かい用語を全部置く必要はありません。まずは大きな分類を部屋に配置するだけでも、試験範囲の全体像がつかみやすくなります。

イメージ変換法で難しい用語を覚える

資格勉強では、普段使わない言葉がたくさん出てきます。文字だけで覚えようとすると、どうしても頭に残りにくいです。そこで使えるのがイメージ変換法です。これは、覚えたい用語を絵や場面として頭の中に変える方法です。たとえば、ITパスポートの「クラウド」は、雲の上にデータの箱が置かれている場面にします。「ファイアウォール」は、炎の壁が怪しいウイルスを止めている場面にします。「暗号化」は、文字が鍵付きの箱に入れられている場面にします。FPなら、「保険」は大きな傘が家族を守っている場面、「相続税」は遺産の箱に税金の札が貼られている場面、「年金」は老後に毎月届く封筒の場面にできます。簿記なら、「資産」は自分が持っている道具箱、「負債」は返さなければならない借用書、「仕訳」はお金を左右の箱に分けている場面として覚えられます。少し変なイメージほど記憶に残りやすいので、きれいに考えすぎなくて大丈夫です。

ペグ法でリストや順番を覚える

ペグ法は、あらかじめ数字にイメージを決めておき、覚えたい内容をそこに引っかける方法です。たとえば、1はペン、2はニワトリ、3は三輪車、4はヨット、5はゴリラ、というように自分だけの数字イメージを作ります。そして覚えたい用語と組み合わせます。ITパスポートで「クラウド、暗号化、ファイアウォール、データベース、AI」を覚えるなら、1のペンが雲に刺さっているのでクラウド、2のニワトリが暗号文を読んでいるので暗号化、3の三輪車が炎の壁を走っているのでファイアウォール、4のヨットに大量の引き出しが積まれているのでデータベース、5のゴリラがAIロボットと会話しているのでAI、というようにします。ペグ法は、10個前後のリストや順番を覚えるときに向いています。試験直前に苦手項目をまとめて覚えるときにも使えます。ただし、長い説明文をそのまま覚える方法ではないので、用語、分類、手順、チェックリストなどに使うのがおすすめです。

五十音順で用語を整理する

用語が多すぎて頭の中でごちゃごちゃする人には、五十音順で整理する方法もあります。たとえばITパスポートなら、あ行に暗号化、アルゴリズム、アジャイル、IoT、か行にクラウド、仮想化、可用性、完全性、さ行にサーバ、サブネット、情報セキュリティ、システム監査、というように分けます。FPなら、あ行に遺産分割、一時所得、医療費控除、か行に基礎控除、給与所得、公的年金、さ行に雑所得、相続税、贈与税というように整理できます。五十音順のよいところは、思い出せないときに「あ行から探す」という頭の中の検索ができることです。意味を理解するための方法というより、覚えた用語を取り出しやすくする方法です。試験前に「どの用語が抜けているか」を確認するのにも使えます。

ストーリー記憶法でバラバラの用語をつなげる

バラバラの用語をそのまま覚えるのが苦手な人には、ストーリー記憶法が向いています。これは、覚えたい用語を短い物語にしてつなげる方法です。たとえばITパスポートなら、「クラウドの上にサーバがあり、ハッカーが侵入しようとした。ファイアウォールが炎の壁で守り、暗号化された鍵でデータベースを閉じた。最後にAIがログを分析して異常を発見した」という話を作ります。この短い話の中に、クラウド、サーバ、ハッカー、ファイアウォール、暗号化、データベース、AI、ログという用語が入ります。FPなら、「会社員の田中さんが老後資金を考え、保険を見直し、投資信託を始め、住宅ローンを確認し、最後に相続対策を考えた」という流れにすれば、ライフプラン、保険、金融資産、住宅ローン、相続をまとめて思い出しやすくなります。物語は自然でなくてもかまいません。むしろ少し変な話の方が印象に残ります。

頭文字記憶法で分類を覚える

頭文字記憶法は、覚えたい言葉の最初の文字だけを取り出して覚える方法です。たとえばFP3級の6分野は、ライフプランニング、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継です。頭文字だけ取ると、ラ、リ、キ、タ、フ、ソになります。このままだと覚えにくいので、自分なりの語呂や短い言葉にします。人に見せるものではないので、多少変でも問題ありません。頭文字記憶法は、試験範囲、分類名、手順、条件、メリットとデメリットの一覧などに向いています。ただし、頭文字だけ覚えても中身を忘れてしまうことがあります。そのため、頭文字で思い出したあとに、必ず内容を説明できるか確認することが大切です。

比較表で似た用語を混同しないようにする

資格勉強では、似た用語がよく出てきます。似た用語は、別々に覚えるより比較して覚える方がわかりやすいです。たとえばITパスポートの情報セキュリティでは、機密性、完全性、可用性という言葉があります。機密性は、見てはいけない人に見せないこと。完全性は、データが正しく保たれていること。可用性は、使いたいときに使えること。このように並べると違いが見えます。簿記なら、資産、負債、純資産、収益、費用を比較します。FPなら、所得税、住民税、相続税、贈与税を比較します。登録販売者なら、成分名、効能、副作用、注意点を並べます。比較表は、きれいに作ることが目的ではありません。違いがわかれば十分です。ノートに手書きでも、スマホのメモでも、スプレッドシートでもかまいません。

逆引き暗記法で試験本番に強くする

普通の暗記では、用語を見て意味を覚えることが多いです。しかし試験では、問題文を読んで答えを選ぶ必要があります。そのため、意味から用語を思い出す練習も必要です。これが逆引き暗記法です。たとえば、「インターネット経由でサービスやデータを利用する仕組み」と見て、クラウドと答える。「外部からの不正アクセスを防ぐ仕組み」と見て、ファイアウォールと答える。「会社や事業のお金の流れを記録すること」と見て、簿記と答える。

「収入から必要経費などを差し引いたもの」と見て、所得と答える。この練習をすると、用語をただ知っている状態から、問題で使える状態に近づきます。暗記カードを作る場合も、表に説明、裏に用語を書く形にすると逆引き練習ができます。

白紙再現法で「わかったつもり」を防ぐ

白紙再現法は、何も見ずに覚えていることを書き出す方法です。たとえばFPの相続を勉強したあと、白紙に「相続税、基礎控除、法定相続人、遺産分割、遺留分、贈与税」など、思い出せる言葉を書き出します。そのあと参考書を見て、抜けていた内容を確認します。ITパスポートなら、セキュリティ用語を何も見ずに書き出します。

簿記なら、勘定科目や仕訳の流れを書き出します。この方法のよいところは、自分が本当に覚えているかがはっきりすることです。参考書を読んでいるときは理解した気になりますが、何も見ずに書こうとすると、意外と思い出せない部分が見つかります。試験前の確認にも使いやすい方法です。

分散復習で忘れる前提の勉強にする

どんな記憶術を使っても、復習しなければ忘れます。だからこそ、資格勉強では「忘れないようにする」より「忘れても戻せるようにする」ことが大切です。おすすめは、今日覚えた内容を翌日、3日後、1週間後、2週間後に軽く見直すことです。

同じ日に何度も詰め込むより、日を空けて何度も思い出す方が記憶に残りやすくなります。復習は長時間でなくても大丈夫です。暗記カードを5分見る、間違えた問題を3問だけ解く、白紙に覚えている用語を書き出す、このくらいでも復習になります。記憶術は覚える入口で、分散復習は覚えた内容を残す仕組みです。この2つを組み合わせると、大人の資格勉強でも続けやすくなります。

資格別に向いている記憶術

資格によって、向いている記憶術は少し違います。FP3級は、制度や数字、分野の整理が大切なので、記憶の部屋、比較表、頭文字記憶法、白紙再現法が使いやすいです。簿記3級は、暗記だけでなく問題を解きながら覚える資格なので、逆引き暗記法、白紙再現法、比較表、問題反復が向いています。ITパスポートは用語が多く抽象的なので、イメージ変換法、五十音順整理、ペグ法、比較表、暗記カードが使いやすいです。

登録販売者は成分名や効能、副作用が多いので、暗記カード、比較表、語呂合わせ、分散復習が向いています。宅建は法律用語や数字、期間が多いので、比較表、語呂合わせ、記憶の部屋、白紙再現法が役立ちます。自分が受ける資格に合わせて、使う記憶術を選ぶと効率が上がります。

記憶術に時間をかけすぎない

記憶術は便利ですが、注意点もあります。それは、記憶術を作ること自体が目的になってしまうことです。きれいな暗記カードを作る、立派なノートを作る、細かすぎる記憶の部屋を作る、語呂合わせを大量に考える。これらに時間をかけすぎると、肝心の問題演習が減ってしまいます。資格試験では、覚えた内容を問題で使えることが大切です。

記憶術は、勉強を助ける道具です。覚える、思い出す、問題を解く、間違える、復習する。この流れを忘れないようにしましょう。記憶術は完璧に使う必要はありません。覚えにくいところだけに使うくらいで十分です。

まず試すならこの3つ

いろいろな記憶術がありますが、最初から全部やる必要はありません。まず試すなら、イメージ変換法、比較表、分散復習の3つがおすすめです。イメージ変換法は、難しい用語を絵に変える方法です。比較表は、似た用語の違いを整理する方法です。分散復習は、覚えた内容を日を空けて見直す方法です。この3つは、FP、簿記、ITパスポート、登録販売者、宅建など、いろいろな資格に使えます。まずは苦手な用語を1つ選び、それをイメージに変えてみましょう。次に、似た用語を2つ並べて違いを書いてみましょう。

そして翌日もう一度見直してみましょう。これだけでも、ただ読むだけの勉強より記憶に残りやすくなります。

まとめ|記憶術は資格勉強を続けやすくする道具

資格勉強で覚えられないのは、記憶力だけの問題ではありません。知識を入れるだけで、思い出す仕組みがないことも原因です。記憶術は、覚えたい内容を取り出しやすくするための工夫です。記憶の部屋で試験範囲を整理する。イメージ変換法で難しい用語を絵にする。ペグ法でリストや順番を覚える。五十音順で用語を探しやすくする。

ストーリー記憶法でバラバラの用語をつなげる。比較表で似た用語を整理する。逆引き暗記法で問題に強くする。白紙再現法で覚えた内容を確認する。そして分散復習で忘れにくくする。すべてを一度にやる必要はありません。自分が覚えにくいところだけに使えば十分です。資格勉強では、忘れることを前提に、何度も思い出す仕組みを作ることが大切です。小さく覚えて、小さく復習して、少しずつ知識を増やしていきましょう。

このブログの人気の投稿

(A2)40代からの資格勉強の続け方|無理なく学び直しを続けるコツ

 40代から資格の勉強を始めようと思っても、なかなか続かないことがあります。 仕事で疲れている。 家事や家族の用事がある。 若い頃より集中力が続かない。 参考書を買っただけで満足してしまう。 勉強しない日が続くと、そのままやめてしまう。 このような悩みを感じる人は多いのではないでしょうか。 40代からの資格勉強では、学生時代のように長時間机に向かうのは簡単ではありません。 だからこそ、気合いや根性だけで続けようとするよりも、無理なく続ける仕組みを作ることが大切です。 この記事では、40代から資格勉強を始める人に向けて、学び直しを続けるコツを紹介します。 40代からの資格勉強は「短時間」で考える 40代から資格勉強を始めるなら、最初から長時間勉強しようとしない方が続けやすいです。 「毎日2時間勉強する」 「休日に5時間まとめて勉強する」 「1か月で一気に合格を目指す」 このような計画は、やる気があるときには魅力的に見えます。 しかし、仕事や家事がある中で続けるには負担が大きくなりがちです。 最初は、1日15分から30分でも十分です。 参考書を2ページ読む。 問題を5問だけ解く。 暗記カードを5分だけ見る。 動画講座を1本だけ見る。 前日に間違えた問題だけ確認する。 これくらいなら、忙しい日でも取り入れやすくなります。 資格勉強は、長時間やることよりも、続けることの方が大切です。 完璧な計画より「戻れる仕組み」を作る 資格勉強を始めると、最初は計画を立てたくなります。 何月までに参考書を終える。 何日までに問題集を1周する。 毎日何ページ進める。 もちろん計画は大切です。 ただ、40代からの学び直しでは、予定通りに進まない日もあります。 仕事が忙しい日。 体調がよくない日。 家族の予定が入る日。 急な用事が入る日。 どうしても疲れている日。 こうした日があるのは普通です。 そのたびに「計画通りにできなかった」と落ち込むと、勉強そのものが嫌になってしまいます。 大切なのは、完璧な計画ではなく、勉強が止まっても戻れる仕組みです。 次にやるページに付箋を貼る。 勉強記録をつける。 間違えた問題に印をつける。 教材を机の近くに置いておく。 週末に軽く見直す時間を作る。 こうしておく...

(A1)資格勉強で覚えられない人へ|大人のための暗記法と記憶のコツ

 資格の勉強を始めたものの、 「参考書を読んでもすぐ忘れる」 「昨日覚えたはずの用語が思い出せない」 「若い頃より暗記が苦手になった気がする」 「問題集を解いても同じところで間違える」 このように感じることはありませんか。 大人になってからの資格勉強では、学生時代のようにまとまった時間を取るのが難しくなります。 仕事、家事、家族の用事、疲れ、睡眠不足などもあり、勉強時間が細切れになりやすいです。 そのため、「自分は記憶力が落ちた」と感じる人もいるかもしれません。 しかし、資格勉強で覚えられない原因は、記憶力だけではありません。 勉強のやり方が「読むだけ」になっていたり、一度で完璧に覚えようとしていたり、復習のタイミングが合っていなかったりすることも多いです。 この記事では、資格勉強で覚えられない人に向けて、大人でも取り入れやすい暗記法と記憶のコツを紹介します。 資格勉強で覚えられないのは普通のこと まず知っておきたいのは、資格勉強で覚えられないのは珍しいことではないということです。 資格の勉強では、普段使わない言葉がたくさん出てきます。 FPなら、年金、保険、税金、相続、不動産。 簿記なら、仕訳、勘定科目、資産、負債、決算。 ITパスポートなら、ネットワーク、セキュリティ、データベース、経営戦略。 登録販売者なら、医薬品の成分名や効能。 こうした言葉は、日常生活で何度も使うものではありません。そのため、一度読んだだけで覚えられないのは自然なことです。むしろ、資格勉強では「忘れること」を前提にした勉強法が大切です。 一度で覚えようとするのではなく、何度も見て、問題を解いて、思い出す練習をすることで、少しずつ記憶に残りやすくなります。 読むだけの勉強では覚えにくい 資格勉強でよくあるのが、参考書を読むだけで勉強した気になってしまうことです。 もちろん、参考書を読むことは大切です。ただし、読むだけでは記憶に残りにくいことがあります。参考書を読んでいるときは、「なるほど」と思って理解した気になります。 しかし、いざ問題を解こうとすると、用語が思い出せなかったり、選択肢で迷ったりします。これは、読んだ内容を自分の中から取り出す練習が足りていないからです。資格試験では、ただ知っているだけでなく、問題を見て答えを選ぶ力が必要...

(S1)在宅で学び直しを始めたい人へ|最初に決めるべき3つのこと

 「家で何か勉強を始めたい」 「資格を取りたいけれど、何から始めればいいかわからない」 「在宅ワークや副業のために、少しずつスキルを身につけたい」 そう考えている人は多いと思います。 ただ、学び直しは気合いだけで始めると、途中で続かなくなることもあります。 参考書を買っただけで満足してしまったり、通信講座に申し込んだものの勉強時間が取れなかったり、机の周りが片付かず集中できなかったりするからです。 在宅で学び直しを始めるなら、最初に大事なのは「何を学ぶか」だけではありません。 目的、学習方法、勉強する環境を先に決めておくことが大切です。 この記事では、在宅で学び直しを始めたい人に向けて、最初に決めるべき3つのことを紹介します。 在宅で学び直しを始める前に大切なこと 在宅での学習は、通学のように決まった時間や場所がありません。 自由に始められる反面、自分でペースを作らないと続けにくい面もあります。 特に大人になってからの勉強は、仕事、家事、家族の用事、体力の問題などもあります。 学生時代のように、まとまった時間を確保するのは簡単ではありません。 だからこそ、最初から完璧を目指す必要はありません。 大切なのは、小さく始めて、続けられる形にすることです。 たとえば、最初から毎日2時間勉強しようとすると負担が大きくなります。 しかし、1日15分だけ参考書を読む、動画講座を1本だけ見る、問題を5問だけ解くという形なら続けやすくなります。 学び直しは、短期間で一気に変わるものではありません。 少しずつ積み上げるものです。 1. 何のために学ぶのかを決める 最初に決めたいのは、「何のために学ぶのか」です。ここが曖昧なままだと、教材選びや資格選びで迷いやすくなります。 たとえば、同じ資格の勉強でも、目的によって選び方は変わります。 仕事に役立てたいのか。 副業につなげたいのか。 転職の準備をしたいのか。 生活の知識として身につけたいのか。 趣味や教養として学びたいのか。 目的が違えば、選ぶ資格や教材も変わってきます。 たとえば、お金や家計の知識を身につけたいなら、FP3級は候補になります。 副業や個人事業の準備をしたいなら、簿記3級も役立ちます。 パソコンや事務作業に自信をつけたいなら、MOSやITパスポートも選...