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(A7)記憶の部屋、記憶の宮殿の作り方|資格勉強で使える場所を使った暗記法

 資格勉強をしていると、覚えることが多すぎて頭の中がごちゃごちゃすることがあります。

参考書を読んでも、どこに何が書いてあったか思い出せない。
用語は見たことがあるのに、試験問題になると出てこない。
分野ごとのつながりがわからない。
暗記カードを作っても、全体像がつかみにくい。

このような悩みがある人に向いている記憶術が、「記憶の部屋」です。

記憶の部屋は、自分がよく知っている場所に、覚えたい内容を置いていく暗記法です。
「記憶の宮殿」や「場所法」と呼ばれることもあります。

自宅、通勤ルート、職場、学校、よく行くスーパーなど、頭の中で思い出しやすい場所を使って、資格の用語や分野を整理して覚える方法です。

この記事では、記憶の部屋の作り方と、FP3級・ITパスポート・簿記3級などの資格勉強への使い方を紹介します。

記憶の部屋とは何か

記憶の部屋とは、覚えたい内容を「場所」に結びつけて思い出しやすくする記憶術です。

たとえば、自分の家を思い浮かべます。

玄関。
廊下。
洗面所。
キッチン。
リビング。
寝室。
ベランダ。

このように、順番に思い出せる場所を決めます。

そして、そこに覚えたい内容を置いていきます。

たとえばFP3級の6分野を覚えるなら、

玄関にライフプラン表を置く。
廊下に保険証券を置く。
洗面所に投資信託の箱を置く。
キッチンに税金のレシートを置く。
リビングに不動産の模型を置く。
寝室に相続の遺言書を置く。

このように、場所と覚えたい内容を結びつけます。

あとで頭の中で自宅を歩くと、玄関から順番に置いたものを思い出せます。

記憶の部屋が資格勉強に向いている理由

資格勉強では、覚える内容がバラバラに見えやすいです。

FPなら、年金、保険、金融、税金、不動産、相続。
ITパスポートなら、経営、マネジメント、ネットワーク、セキュリティ、データベース。
登録販売者なら、成分名、効能、副作用、注意点。
宅建なら、民法、宅建業法、法令上の制限、税金。

これらをただ文字だけで覚えようとすると、頭の中で散らかりやすくなります。

記憶の部屋を使うと、覚えたい内容に「置き場所」ができます。

つまり、頭の中に収納棚を作るようなものです。

どこに何を置いたかが決まっていると、思い出すときに探しやすくなります。

資格勉強では、特に次のような場面で使いやすいです。

試験範囲の全体像を覚える。
分野の順番を覚える。
重要用語を分類して覚える。
苦手分野をまとめて覚える。
試験直前の確認リストを覚える。


記憶の部屋の基本手順

記憶の部屋は、難しそうに聞こえるかもしれません。

しかし、やり方はシンプルです。

1. よく知っている場所を選ぶ

まず、頭の中で簡単に思い出せる場所を選びます。

おすすめは、自宅です。

自宅は毎日見ているため、玄関から部屋までの順番を思い出しやすいからです。

ほかにも、次のような場所が使えます。

実家。
職場。
通勤ルート。
よく行くスーパー。
近所の散歩道。
学生時代の教室。
よく使う駅。

最初は、できるだけ身近な場所を選びましょう。

知らない場所や、頭の中で思い出しにくい場所は向いていません。

2. 順番にたどれるルートを作る

次に、その場所の中で順番にたどれるルートを決めます。

たとえば自宅なら、

玄関
靴箱
廊下
洗面所
トイレ
キッチン
リビング
ソファ
テレビ台
寝室

このように順番を決めます。

大切なのは、毎回同じ順番で思い出すことです。

今日は玄関から、明日は寝室から、というように変えると混乱します。

記憶の部屋では、ルートの順番がとても大切です。

3. 覚えたい内容を置く

次に、覚えたい内容を各場所に置いていきます。

ただ文字を置くのではなく、できるだけイメージに変えます。

たとえば「保険」を覚えたいなら、保険証券や大きな傘のイメージにします。

「税金」を覚えたいなら、レシートや税金の請求書をイメージします。

「セキュリティ」を覚えたいなら、鍵や警備員、盾のイメージにします。

抽象的な言葉は、できるだけ目に見えるものに変えるのがコツです。

4. 変な面白いイメージにする

記憶の部屋では、普通のイメージよりも、少し変なイメージの方が覚えやすいです。そのほうが面白くて印象に残って記憶しやすくなります

たとえば、

玄関に普通の保険証券が置いてある。

これだと印象が弱いです。

それよりも、

玄関に巨大な保険証券が立っていて、家全体を傘のように守っている。

この方が記憶に残りやすくなります。

資格勉強だからといって、まじめな映像にする必要はありません。

大きい。
動きがある。
音がする。
ありえない。
少し笑える。

このようなイメージの方が思い出しやすいです。

5. 頭の中で歩いて復習する

覚えたい内容を配置したら、頭の中でその場所を歩きます。

玄関には何を置いたか。
靴箱には何を置いたか。
廊下には何を置いたか。
洗面所には何を置いたか。

このように順番に思い出します。

記憶の部屋は、一度作って終わりではありません。

翌日、3日後、1週間後に頭の中で歩いて復習すると、記憶に残りやすくなります。

記憶の部屋を作るときのコツ

場所は少なめから始める

最初から50か所、100か所を使おうとすると大変です。

まずは5か所から10か所で十分です。

たとえば、自宅なら、

玄関
廊下
洗面所
キッチン
リビング
寝室

この6か所だけでも、資格の大分類を覚えるには使えます。

慣れてきたら、場所を増やしましょう。

1か所に置く情報は1つから始める

最初は、1つの場所に1つの情報だけ置くのがおすすめです。

玄関にライフプランニング。
廊下にリスク管理。
洗面所に金融資産運用。

このようにします。

慣れてきたら、1つの場所に関連する用語を複数置いてもよいです。

ただし、詰め込みすぎると混乱します。

最初はシンプルにしましょう。

目に見えるものに変換する

資格用語は抽象的なものが多いです。

そのままだと覚えにくいため、目に見えるイメージに変えることが大切です。

たとえば、

ライフプランニング
人生設計表、カレンダー、家族の未来図

リスク管理
保険証券、大きな傘、防災バッグ

金融資産運用
投資信託の箱、株価ボード、金貨

タックスプランニング
税金のレシート、確定申告書、電卓

不動産
家の模型、土地の地図、マンション

相続
遺言書、遺産の箱、家系図

このように、言葉を映像に変えます。

記憶の部屋は理解の代わりにはならない

記憶の部屋は、覚えたい内容を思い出すための方法です。

ただし、意味を理解していなければ試験では使えません。

たとえば、FP3級で「相続」を寝室に置いたとしても、相続税や法定相続人の意味を理解していなければ問題は解けません。

記憶の部屋は、

全体像を思い出す。
重要項目を忘れない。
分野の抜けを確認する。

ために使います。

そのうえで、参考書や問題集で理解を深めることが大切です。

FP3級で記憶の部屋を使う方法

FP3級は、記憶の部屋と相性が良い資格です。

理由は、試験範囲が大きく6分野に分かれているからです。

まずは自宅の6か所に、FP3級の6分野を置いてみましょう。

FP3級の6分野を置く例

玄関
ライフプランニング

玄関に大きな人生設計表が貼られているイメージです。
家を出る前に、未来の予定表を確認している感じです。

廊下
リスク管理

廊下に巨大な保険証券と大きな傘があります。
家族をリスクから守っているイメージです。

洗面所
金融資産運用

洗面所の鏡に株価チャートが映り、洗面台に投資信託の箱が積まれています。

キッチン
タックスプランニング

キッチンに税金のレシートや確定申告書が山積みになっています。
電卓が勝手に計算しているイメージでもよいです。

リビング
不動産

リビングの中央に家の模型や土地の地図があります。
ソファの上にマンション模型が置かれているイメージです。

寝室
相続・事業承継

寝室の枕元に遺言書と遺産の箱が置かれています。
家系図が壁に貼られているイメージでもよいです。

このようにすると、FP3級の全体像を思い出しやすくなります。

FP3級の細かい用語を追加する方法

6分野を覚えたら、それぞれの場所に細かい用語を追加できます。

たとえば、寝室に相続を置いた場合、寝室の中にさらに細かい用語を配置します。

枕元
遺言書

ベッド
法定相続人

クローゼット
遺産分割


相続税


贈与税

このように、1つの部屋の中に関連用語を置くこともできます。

ただし、最初から細かくしすぎると混乱します。

まずは大分類を覚えてから、少しずつ用語を増やしましょう。

ITパスポートで記憶の部屋を使う方法

ITパスポートも、記憶の部屋と相性が良い資格です。

理由は、出題範囲が大きく3分野に分かれているからです。

ストラテジ系。
マネジメント系。
テクノロジ系。

これを家の中に配置します。

ITパスポートの3分野を置く例

玄関
ストラテジ系

玄関に会社の社長が立っていて、経営戦略の地図を広げています。
経営やビジネスの分野だとイメージします。

リビング
マネジメント系

リビングでプロジェクト会議が行われています。
ホワイトボードにスケジュールやタスクが書かれています。

寝室
テクノロジ系

寝室にパソコン、サーバ、ネットワーク機器、AIロボットが並んでいます。
IT技術そのものの分野だとイメージします。

この3つをまず覚えるだけでも、試験範囲の全体像がつかみやすくなります。

ITパスポートの用語を配置する例

さらに細かく覚えるなら、テクノロジ系を寝室に置いたあと、寝室の中に用語を配置します。

ベッド
ネットワーク


セキュリティ


データベース

クローゼット
アルゴリズム


クラウド

照明
AI

たとえば、枕元に大きな鍵と盾を置いて、セキュリティをイメージします。
窓の外には巨大な雲があり、その上にデータが置かれているのでクラウドです。

このように、場所と用語を結びつけると、あとで頭の中で部屋を歩きながら思い出せます。

簿記3級で記憶の部屋を使う方法

簿記3級は、問題演習がとても大切な資格です。

そのため、記憶の部屋だけで勉強するのは向いていません。

ただし、簿記の基本分類を覚えるときには使えます。

簿記の5要素を置く例

玄関
資産

玄関に自分の持ち物や宝箱が置かれているイメージです。

廊下
負債

廊下に借用書や請求書が積まれています。
返さなければいけないものです。

キッチン
純資産

キッチンに自分の名前が書かれた金庫があります。
自分に残る財産のイメージです。

リビング
収益

リビングのテーブルに売上のお金がどんどん積まれています。

寝室
費用

寝室に大量のレシートが散らばっています。
支払ったお金のイメージです。

このようにすると、簿記の5要素を思い出しやすくなります。

ただし、簿記は実際に仕訳問題を解くことが必要です。

記憶の部屋は、基本用語を整理する補助として使いましょう。

登録販売者で記憶の部屋を使う方法

登録販売者は、成分名や効能、副作用など、暗記量が多い資格です。

記憶の部屋は、成分を分類して覚えるときに使えます。

たとえば、自宅の部屋を薬の種類ごとに分けます。

玄関
かぜ薬

洗面所
胃腸薬

キッチン
ビタミン剤

リビング
眠気を防ぐ薬

寝室
睡眠改善薬

このように分けます。

さらに、各部屋に成分名を置いていきます。

寝室に睡眠改善薬を置くなら、枕元に眠そうな人、布団の上に成分名のカードを置くようにイメージします。

登録販売者は覚える量が多いため、すべてを記憶の部屋で覚えようとすると大変です。

まずは、苦手な分類や重要成分に絞って使うのがおすすめです。

宅建で記憶の部屋を使う方法

宅建は、法律系の用語や制度が多い資格です。

記憶の部屋は、試験範囲の大分類を覚えるときに使えます。

たとえば、

玄関
権利関係

廊下
宅建業法

キッチン
法令上の制限

リビング
税金・その他

このように配置します。

さらに、宅建業法を置いた廊下に、

免許
宅地建物取引士
重要事項説明
37条書面
媒介契約

などを順番に置くこともできます。

宅建は理解が大切な資格なので、記憶の部屋は全体像や重要項目の確認用として使いましょう。

記憶の部屋をノートに書く方法

記憶の部屋は頭の中だけで作れますが、最初はノートに書くとわかりやすいです。

ノートに、自宅の簡単なルートを書きます。

玄関
廊下
洗面所
キッチン
リビング
寝室

その横に、覚えたい内容を書きます。

玄関
ライフプランニング

廊下
リスク管理

洗面所
金融資産運用

このように一覧にします。

絵が得意でなくても大丈夫です。

簡単な文字だけでも十分です。

大切なのは、場所と覚えたい内容を対応させることです。

記憶の部屋と暗記カードを組み合わせる

記憶の部屋は、暗記カードと組み合わせても使えます。

たとえば、カードの表に場所を書きます。

玄関

裏に覚える内容を書きます。

ライフプランニング
人生設計表が玄関に貼られている

このようにすると、場所から用語を思い出す練習ができます。

また、逆に表に用語を書き、裏に場所を書く方法もあります。

ライフプランニング

裏に、

玄関
人生設計表

と書きます。

暗記カードにすると、すきま時間にも確認しやすくなります。

記憶の部屋と白紙再現法を組み合わせる

記憶の部屋で覚えた内容は、白紙再現法で確認すると効果的です。

白紙に、自宅のルートを書きます。

玄関
廊下
洗面所
キッチン
リビング
寝室

そして、それぞれに置いた内容を何も見ずに書きます。

玄関
ライフプランニング

廊下
リスク管理

洗面所
金融資産運用

書けなかったところが、まだ覚えきれていない部分です。

白紙再現法を使うと、頭の中で覚えたつもりになっているだけか、本当に思い出せるかが確認できます。

記憶の部屋と分散復習を組み合わせる

記憶の部屋は、一度作って終わりではありません。

復習してこそ使える記憶術です。

おすすめの復習タイミングは次の通りです。

覚えた直後。
翌日。
3日後。
1週間後。
試験前。

復習といっても、長時間やる必要はありません。

頭の中で自宅を歩き、置いたものを思い出すだけでも十分です。

玄関に何があったか。
廊下に何があったか。
洗面所に何があったか。

この確認を数分行うだけでも、記憶が残りやすくなります。

記憶の部屋で失敗しやすいポイント

場所を増やしすぎる

最初から大量の場所を使うと混乱します。

まずは5か所から10か所で始めましょう。

慣れてきたら増やせば大丈夫です。

1か所に情報を詰め込みすぎる

1つの場所に多くの情報を置きすぎると、思い出しにくくなります。

最初は、1か所に1つの内容から始めるのがおすすめです。

イメージが弱すぎる

普通のイメージは忘れやすいです。

できるだけ大げさで、変で、動きのあるイメージにしましょう。

意味を理解しないまま置いてしまう

記憶の部屋に用語を置いても、意味を理解していなければ問題は解けません。

記憶の部屋は、思い出すための道具です。

参考書や問題集で意味を確認することも忘れないようにしましょう。

復習しない

記憶の部屋で覚えた内容も、復習しなければ忘れます。

翌日、3日後、1週間後に軽く確認しましょう。

記憶の部屋に向いている内容

記憶の部屋は、次のような内容に向いています。

試験範囲の全体像。
大きな分類。
順番のあるリスト。
重要項目の一覧。
苦手分野の整理。
説明の流れ。
試験直前のチェック項目。

記憶の部屋に向いていない内容

一方で、次のような内容にはあまり向いていません。

長い文章の丸暗記。
計算問題そのもの。
簿記の仕訳の実践。
法律の細かい解釈。
深い理解が必要な論点すべて。
大量の用語を一気に覚えること。

記憶の部屋は万能ではありません。

全体像や重要項目を覚えるために使い、細かい理解や問題演習は別に行いましょう。

まず試すならFP3級の6分野がおすすめ

記憶の部屋を初めて使うなら、FP3級の6分野で試すのがおすすめです。

理由は、分野数がちょうどよく、生活に近いイメージを作りやすいからです。

玄関
ライフプランニング

廊下
リスク管理

洗面所
金融資産運用

キッチン
タックスプランニング

リビング
不動産

寝室
相続・事業承継

このように配置するだけでも、記憶の部屋の感覚がつかめます。

慣れてきたら、ITパスポートや登録販売者にも応用できます。

記憶の部屋にあると便利な道具

記憶の部屋を作るときは、次のような道具があると便利です。

ノート
付箋
暗記カード
ホワイトボード
学習タイマー
資格参考書
資格問題集
ブックスタンド
デスクライト
ファイルボックス

特に使いやすいのは、ノートと付箋です。

ノートに自宅のルートを書き、付箋で覚えたい内容を貼っていくと、記憶の部屋を作りやすくなります。

ホワイトボードを使えば、ルートや用語を何度も書き直せます。

まとめ

記憶の部屋は、自分がよく知っている場所に覚えたい内容を置いていく記憶術です。

自宅、通勤ルート、職場、よく行く場所などを使い、資格の用語や分野を思い出しやすくします。

基本の流れは次の通りです。

  1. よく知っている場所を選ぶ
  2. 順番にたどれるルートを作る
  3. 覚えたい内容を場所に置く
  4. できるだけ強いイメージにする
  5. 頭の中で歩いて復習する
  6. 問題演習で確認する

記憶の部屋は、特に試験範囲の全体像や重要項目を覚えるときに役立ちます。

FP3級なら6分野。
ITパスポートなら3分野。
簿記3級なら5要素。
登録販売者なら薬の分類。
宅建なら試験範囲の大分類。

このような内容を覚えるときに使いやすいです。

ただし、記憶の部屋は理解の代わりにはなりません。

用語を思い出すきっかけにはなりますが、意味を理解し、問題を解く練習は必要です。

まずは、自宅の玄関から寝室までを使って、5個から6個の項目を置くところから始めてみましょう。


・体験談

記憶の部屋の覚え方は、自分の家だけにとどまりません。よくいくスーパーやデパート、観光地でも構いません。例えば、スーパーやコンビニの棚に置いてある商品の位置はたいてい同じです。その場所に覚えたい項目や単語などを当てはめます。さらに、移動しているときも記憶の部屋は使えます。駅名や建物、電柱、自動販売機、公園の滑り台など、いろいろな場所やモノに覚えたいことを関連付けていくのです。そうすることで毎日、毎週と覚えることが増えてきて、復讐することもできます。

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